149_源氏物語_The Tale of Genji

みなさん、日本のドラマは好きですか?アニメが好きな人は多いと思いますが、アニメだけではなくて、ドラマにも面白い作品がたくさんあります。その中でも長い間日本で根強い人気があるのが、NHKドラマ。平日毎日15分だけ放送される朝ドラというものや、大河ドラマと呼ばれる、一年間にわたり放送される歴史ドラマなどあります。ちなみに、2024年の大河ドラマは「光る君へ」。光る君というのは、世界最古の物語である源氏物語の主人公、光源氏と、そのモデルのひとりといわれている歴史上の人物、藤原道長のことです。源氏物語は全54巻もあるので、このポッドキャストですべて紹介することはできませんが、気になる人はぜひ調べてみてください。さて、今日はそんな源氏物語とその著者紫式部について、少しだけ探ってみましょう。

源氏物語とは、どんな物語なんでしょう?舞台は、平安時代の貴族社会。輝くばかりの美貌と才能に恵まれた貴族、光源氏の一生を描いた物語です。西暦1008年頃に執筆されたとされているので、世界最古の物語と言われています。光源氏が数多の恋愛を経験しながら、貴族として最高の栄誉を極める前半、恋愛や人間関係のほころびを知り、やがて出家を志す後半と、彼の子孫たちの人生までが書かれています。

さて、これを書いた紫式部という人は、いったいどんな人なのか?実は、『源氏物語』彼女の最初にして最後の作品なんです。彼女は下級貴族の生まれで、夫と死別し、その現実を忘れるために物語を書き始めたと言われています。当時、紙は貴重だったので、物語を書く機会もあまりありませんでした。そのため、紙をくれる人がいる度に物語を書き進め、それを仲間内で披露して楽しんでいたんです。そんなある日、その物語の評判を時の人、藤原道長が耳にして、娘の家庭教師として紫式部を宮中に呼び入れました。それを機に、紫式部は宮仕えをしながら藤原道長の支援を受けて物語を書き続け、54帖もの『源氏物語』を書き上げました。それが瞬く間に天皇や貴族の間で大ベストセラーとなったんです。源氏物語は今でも、日本文学の傑作と言われていて、たくさんの研究者や愛読者がいます。

では、この物語がこれほど長い間読みつがれる理由はどこにあるんでしょう?それは、共感のしやすさ。源氏物語では、主人公の光源氏と、彼を取り巻く登場人物たちの性格や感情が、とても繊細に表現されています。そのため、読者は登場人物の誰かしらに自分の心情を重ねることができるんです。源氏物語を読んだら、きっとみなさんも、誰か一人には共感できると思います。

「54帖なんて長くて読めない!」という人は、「まろ、ん?」という漫画もおすすめです。それぞれの帖が4コマ漫画にまとまっていて、とっても読みやすいですよ。

みなさん、日本(にほん)のドラマは()きですか?アニメが()きな(ひと)(おお)いと(おも)いますが、アニメだけではなくて、ドラマにも面白(おもしろ)作品(さくひん)がたくさんあります。その(なか)でも長い間(ながいあいだ)日本(にほん)根強(ねづよ)人気(にんき)があるのが、NHKドラマ。平日(へいじつ)毎日(まいにち)15分(じゅうごふん)だけ放送(ほうそう)される(あさ)ドラというものや、大河(たいが)ドラマと()ばれる、(いち)年間(ねんかん)にわたり放送(ほうそう)される歴史(れきし)ドラマなどあります。ちなみに、2024年(にせんにじゅうよねん)大河(たいが)ドラマは「(ひか)(きみ)へ」。(ひか)(きみ)というのは、世界(せかい)最古(さいこ)物語(ものがたり)である源氏物語(げんじものがたり)主人公(しゅじんこう)光源氏(ひかるげんじ)と、そのモデルのひとりといわれている歴史上(れきしじょう)人物(じんぶつ)藤原道長(ふじわらのみちなが)のことです。源氏物語(げんじものがたり)(ぜん)54巻(ごじゅうよんかん)もあるので、このポッドキャストですべて紹介(しょうかい)することはできませんが、()になる(ひと)はぜひ調(しら)べてみてください。さて、今日(きょう)はそんな源氏物語(げんじものがたり)とその著者(ちょしゃ)紫式部(むらさきしきぶ)について、(すこ)しだけ(さぐ)ってみましょう。

源氏物語(げんじものがたり)とは、どんな物語(ものがたり)なんでしょう?舞台(ぶたい)は、平安時代(へいあんじだい)貴族(きぞく)社会(しゃかい)(かがや)くばかりの美貌(びぼう)才能(さいのう)(めぐ)まれた貴族(きぞく)光源氏(ひかるげんじ)一生(いっしょう)(えが)いた物語(ものがたり)です。西暦(せいれき)1008年(せんはちねん)(ごろ)執筆(しっぴつ)されたとされているので、世界(せかい)最古(さいこ)物語(ものがたり)()われています。光源氏(ひかるげんじ)数多(すうた)恋愛(れんあい)経験(けいけん)しながら、貴族(きぞく)として最高(さいこう)栄誉(えいよ)(きわ)める前半(ぜんはん)恋愛(れんあい)人間関係(にんげんかんけい)のほころびを()り、やがて出家(しゅっけ)(こころざ)後半(こうはん)と、(かれ)子孫(しそん)たちの人生(じんせい)までが()かれています。 さて、これを()いた紫式部(むらさきしきぶ)という(ひと)は、いったいどんな(ひと)なのか?(じつ)は、『源氏物語(げんじものがたり)彼女(かのじょ)最初(さいしょ)にして最後(さいご)作品(さくひん)なんです。彼女(かのじょ)下級(かきゅう)貴族(きぞく)()まれで、(おっと)死別(しべつ)し、その現実(げんじつ)(わす)れるために物語(ものがたり)()(はじ)めたと()われています。当時(とうじ)(かみ)貴重(きちょう)だったので、物語(ものがたり)()機会(きかい)もあまりありませんでした。そのため、(かみ)をくれる(ひと)がいる(たび)物語(ものがたり)()(すす)め、それを仲間(なかま)(ない)披露(ひろう)して(たの)しんでいたんです。そんなある()、その物語(ものがたり)評判(ひょうばん)(とき)(ひと)藤原道長(ふじわらのみちなが)(みみ)にして、(むすめ)家庭教師(かていきょうし)として紫式部(むらさきしきぶ)宮中(きゅうちゅう)()()れました。それを()に、紫式部(むらさきしきぶ)宮仕(みやづか)えをしながら藤原道長(ふじわらのみちなが)支援(しえん)()けて物語(ものがたり)()(つづ)け、54(じょう)もの『源氏物語(げんじものがたり)』を()()げました。それが(まばた)()天皇(てんのう)貴族(きぞく)()(だい)ベストセラーとなったんです。源氏物語(げんじものがたり)(いま)でも、日本文学(にほんぶんがく)傑作(けっさく)()われていて、たくさんの研究者(けんきゅうしゃ)愛読(あいどく)(しゃ)がいます。

では、この物語(ものがたり)がこれほど長い間(ながいあいだ)()みつがれる理由(りゆう)はどこにあるんでしょう?それは、共感(きょうかん)のしやすさ。源氏物語(げんじものがたり)では、主人公(しゅじんこう)光源氏(ひかるげんじ)と、(かれ)()()登場人物(とうじょうじんぶつ)たちの性格(せいかく)感情(かんじょう)が、とても繊細(せんさい)表現(ひょうげん)されています。そのため、読者(どくしゃ)登場人物(とうじょうじんぶつ)(だれ)かしらに自分(じぶん)心情(しんじょう)(かさ)ねることができるんです。源氏物語(げんじものがたり)()んだら、きっとみなさんも、(だれ)(いち)(にん)には共感(きょうかん)できると(おも)います。

「54(じょう)なんて(なが)くて()めない!」という(ひと)は、「まろ、ん?」という漫画(まんが)もおすすめです。それぞれの(じょう)4コマ漫画(よんこままんが)にまとまっていて、とっても()みやすいですよ。

Do you like Japanese television series? Many people may like anime, but there are many interesting television series as well as anime. Among these, NHK dramas have long been a firm favourite in Japan. There are asadora (morning TV series), which are broadcast for 15 minutes every weekday, and historical dramas called taiga dramas, which are broadcast throughout the year. By the way, the 2024 taiga drama is Hikaru Kimi E. Hikaru Kimi refers to Hikaru Genji, the protagonist of The Tale of Genji, the world's oldest story, and the historical figure Fujiwara no Michinaga, who is said to be one of the people on whom Genji is modelled. The Tale of Genji has 54 volumes, so I can't introduce them all in this episode, but if you're interested, please look them up. So today, let's briefly explore The Tale of Genji and its author, Murasaki Shikibu.

What kind of story is The Tale of Genji? The setting is an aristocratic society in the Heian period. It is a story about the life of Hikaru Genji, an aristocrat blessed with radiant beauty and exceptional talent. It is said to have been written around 1008 AD, making it the oldest novel in the world. The first half of the story is about Hikaru Genji, who has numerous love affairs and achieves the highest honour as a nobleman, while the second half is about his discovery that true joy cannot be found through love encounters and human relationships, his eventual decision to become a monk, and the lives of his descendants.

So, what kind of person was the writer, Murasaki Shikibu? Actually, The Tale of Genji, is her first and last work. It is said that she was born to a poor noble family, was bereaved of her husband, and started writing The Tale of Genji to forget the painful realities of her life. At the time, paper was scarce and there were not many opportunities to write stories. So, whenever someone gave her a piece of paper, she would write a story and enjoy sharing it with her friends. One day, the man of the hour, Fujiwara no Michinaga, heard about the high reputation of her tales and invited Murasaki Shikibu to thee Imperial Court as a tutor for his daughter. She took this opportunity to continue writing stories with the support of Fujiwara no Michinaga while serving at theCourt, and it is there that she wrote The Tale of Genji, which contains 54 volumes. It quickly became a huge bestseller among emperors and aristocrats. The tale is still considered a masterpiece of Japanese literature with many people researching and admiring it.

So why has this tale been so widely read for so long? The reason is that it is so easy to empathise with the characters. In The Tale of Genji, the personalities and emotions of the protagonist Hikaru Genji as well asand the characters surrounding him, are expressed in a very subtle way. This makes it possible for readers to feel a sense of kinship with at least one of the characters. When you read this book, you will also be able to identify with one of them.

For those who think, “Fifty-four chapters are too long to read!”, I recommend the manga Maro, n?. This manga summarised each of the 54 chapters in a four-frame manga, which is very easy to read.

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