151_マレーシアのお祭り:ディーパバリ_Malaysian festival: Deepavali

私が住んでいる国、マレーシアは、多民族国家です。ここでは、イスラム系、中華系、インド系それぞれの民族が信仰している宗教行事が国民の祝日として定められていて、一年中さまざまなイベントがあります。今日は、ヒンドゥー教の新年にあたる「ディーパバリ(Deepavali)」についてお話します。ちなみに、マレーシアでは「ディーパバリ」と呼ばれていますが、ヒンディー語が使われているインド北部では「ディワリ(Diwali)」と言うそうです。また、ヒンディー語の「ディーパ(Deepa)」という単語は「光」という意味で、ディーパバリは「光の祭典」とも呼ばれています。闇に対する光の勝利を祝うお祭りという意味合いもあるんですって。ヒンドゥー教は太陰暦を使っているので、ディーパバリは毎年日付が違います。だいたい毎年10月~11月頃になるようです。

毎年その時期になると、街中やショッピングモールはコーラム(Kolam)という絵で色鮮やかに飾りつけされます。これはその場所に幸せが訪れることを祈って作られるもので、街のいたるところでコーラムを見ることができます。ところで、コーラムは一体何でできていると思いますか?実はこれ、お米でできているんです。遠くから見るとよくわかりませんが、近くに行ってよく見ると、お米一粒ごとに色が塗られているのがわかると思います。Webサイトに写真を載せておくので、ぜひ見てみてください。

さて、ヒンドゥー教の人たちはどうやって新年を過ごしているんでしょう?ディーパバリ前日までは日本の大晦日までの雰囲気と似ていて、クアラルンプールにあるインドタウンなどは、新年のための衣装やお祝いの料理を買い求める人達で溢れます。また、新年前日、つまり大晦日の夜は、新年の0時に向けて花火や爆竹が打ち上がります。そのあとはバトゥ洞窟というヒンドゥー教の聖地で儀式が行われ、初詣のように礼拝に来た人でいっぱいになるようです。

マレーシアにいると、日本よりも行事が多くて装飾も頻繁に変わるので、見ているだけで楽しい気持ちになります。さまざまな文化が混在している国、マレーシアの魅力をこれからも紹介していきますね。

(わたし)()んでいる(くに)、マレーシアは、多民族国家(たみんぞくこっか)です。ここでは、イスラム(けい)中華(ちゅうか)(けい)、インド(けい)それぞれの民族(みんぞく)信仰(しんこう)している宗教(しゅうきょう)行事(ぎょうじ)国民(こくみん)祝日(しゅくじつ)として(さだ)められていて、一年(いちねん)(ちゅう)さまざまなイベントがあります。今日(きょう)は、ヒンドゥー(きょう)新年(しんねん)にあたる「ディーパバリ(Deepavali)」についてお(はなし)します。ちなみに、マレーシアでは「ディーパバリ」と()ばれていますが、ヒンディー()使(つか)われているインド北部(ほくぶ)では「ディワリ(Diwali)」と()うそうです。また、ヒンディー()の「ディーパ(Deepa)」という単語(たんご)は「(ひかり)」という意味(いみ)で、ディーパバリは「(ひかり)祭典(さいてん)」とも()ばれています。(やみ)(たい)する(ひかり)勝利(しょうり)(いわ)うお(まつ)りという意味合(いみあ)いもあるんですって。ヒンドゥー(きょう)太陰暦(たいいんれき)使(つか)っているので、ディーパバリは毎年(まいとし)日付(ひづけ)(ちが)います。だいたい毎年(まいとし)10月(じゅうがつ)11月(じゅういちがつ)(ごろ)になるようです。

毎年(まいとし)その時期(じき)になると、街中(まちなか)やショッピングモールはコーラム(Kolam)という()色鮮(いろあざ)やかに(かざ)りつけされます。これはその場所(ばしょ)(しあわ)せが(おとず)れることを(いの)って(つく)られるもので、(まち)のいたるところでコーラムを()ることができます。ところで、コーラムは一体(いったい)(なん)でできていると(おも)いますか?(じつ)はこれ、お(こめ)でできているんです。(とお)くから()るとよくわかりませんが、(ちか)くに()ってよく()ると、お(こめ)(いち)(つぶ)ごとに(いろ)()られているのがわかると(おも)います。Webサイトに写真(しゃしん)()せておくので、ぜひ()てみてください。

さて、ヒンドゥー(きょう)(ひと)たちはどうやって新年(しんねん)()ごしているんでしょう?ディーパバリ前日(ぜんじつ)までは日本(にっぽん)大晦日(おおみそか)までの雰囲気(ふんいき)()ていて、クアラルンプールにあるインドタウンなどは、新年(しんねん)のための衣装(いしょう)やお(いわ)いの料理(りょうり)()(もと)める人達(ひとたち)(あふ)れます。また、新年(しんねん)前日(ぜんじつ)、つまり大晦日(おおみそか)(よる)は、新年(しんねん)0時(れいじ)()けて花火(はなび)爆竹(ばくちく)()()がります。そのあとはバトゥ洞窟(どうくつ)というヒンドゥー(きょう)聖地(せいち)儀式(ぎしき)(おこな)われ、初詣(はつもうで)のように礼拝(れいはい)()(ひと)でいっぱいになるようです。

マレーシアにいると、日本(にっぽん)よりも行事(ぎょうじ)(おお)くて装飾(そうしょく)頻繁(ひんぱん)()わるので、()ているだけで(たの)しい気持(きも)ちになります。さまざまな文化(ぶんか)混在(こんざい)している(くに)、マレーシアの魅力(みりょく)をこれからも紹介(しょうかい)していきますね。

Malaysia, the country where I live, is a multi-ethnic nation. The national holidays here are based on the religious beliefs of Muslims, Chinese and Indians, and there are a variety of events throughout the year. Today, I will talk about Deepavali, the Hindu New Year. Interestingly, in Malaysia this festival is called Deepavali, but in northern India, where Hindi is spoken, it is called Diwali. The Hindi word Deepa means “light”, so Deepavali is also called the “Festival of Light.” The festival is also meant to celebrate the victory of light over darkness. Since Hindus follow the lunar calendar, Deepavali is celebrated on a different date each year. It is usually around October and November.


Every year around this time, the streets and shopping malls are colourfully decorated with paintings called Kolam. The purpose of Kolam paintings is to bring happiness to a place, and they can be seen everywhere in the city. By the way, what do you think Kolam paintings are made of? Actually, they are made of rice. You can't really see it from a distance, but if you go closer, you will see that each grain of rice is painted in a different colour. I’ve posted some photos of these Kolam paintings on my website, so please take a look.


So how do you think Hindu people spend their New Year (Deepavali)? Until the day before Deepavali, the atmosphere is very similar to that of Japan just before New Year's Eve, and places like India Town in Kuala Lumpur are crowded with people buying costumes and food for the New Year. Also, on New Year's Eve, fireworks and firecrackers are set off at midnight of the New Year. Afterwards, many people seem to go to the Batu Caves, a sacred Hindu site, to worship, just like Japanese would visit shrines in Japan.


There are more events in Malaysia than in Japan, and the frequent change of festivity decorations makes it fun for me just to look at them. I will keep on telling you more about the various attractions of Malaysia, this country with its mixture of different cultures.

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